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過労死ラインが上限なら「救える患者も救えない」

2018年9月26日 No comments

日本医師会は11日、医師の働き方について「自己研さんの在り方」や「宿日直の在り方」など重点分野12項目を盛り込んだ意見書を公表しました。重点項目の一つの「時間外労働時間」の上限を設定する「医師の特別条項」を提言したのです。松本吉郎常任理事は、長時間労働をする医師が多い実態を踏まえて、特別条項で設定する上限を「過労死ライン」で設定することで、医師不足などで地域医療が崩壊する危険性もあり、「命を救える患者さんも救えない状況になる」と指摘しています。「医師の特別条項」の上限を超えることも「特例」として認めるべきだとの認識を示したのです。意見書は、日医の「医師の働き方検討委員会」が4月にまとめた答申がベースとなっていて、厚生労働省の検討会などに提言するため、「医師の働き方改革検討会議」が取りまとめました。「医師の特別条項」は検討委員会が答申の中で提言していた。労働時間が過度に増加しないように「歯止め」を掛けるためのもので、「時間外労働時間」に医師独自の上限を定め、これも超過しなければならない場合は第三者機関の承認を得た上で、「医師の特別条項の『特例』」で対応するとのことです。

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